Modern Walk

都会を離れてから5年が経った。都会が嫌で探し求めた場所ではなく、時折、まるで違う星に来てしまったような感覚になる。私の場合異国だから・・・ということではなく。

自然の恵みはもちろんのこと、アーバンライフだけ経験してきた私には“田舎の暮らし”は驚くことが多い。こういう土地で生まれ育ったら何でもないことが私にはすべて異質で、驚かされながらも、それに慣れることで“この土地”の人間になっていく自分を感じる。田舎暮らしが合っているような気もする。順応性が高いと言えば聞こえはいいが、生まれつきの田舎っぺなだけ鴨(笑)。一度、原宿から電話をしたら、“原宿から?似合わねぇ!”って言われたことあったし(爆)。

都会の魅力は心に刻まれてる。ほんの一握りしか知らないけれど、アメリカにも素敵な街はたくさんあって、訪ねれば都会にしかないものを目で追いかけ、その“便利”の極致や時代の先端性を羨ましいと思う瞬間は今もまだある。家に戻れば“田舎は不便だよなぁ、置いてかれちゃうよなぁ”とため息をつくのだが、不思議とそれでほっとしたりして・・・(笑)。

この歌は、関西にいた頃に、年下の音楽の仲間から曲をつけて欲しいと一つの詞が送られてきたことがきっかけで生まれた。彼の詞には、日本、特に進んだ都市社会を、野心の強い男の子に例えて、“止まることのない歩みで突き進むその子が大人になって成功をおさめ、いったい何を得るのだろう・・・”そんな思いが綴られていた。強い共感を覚え、それを基に英詞を書きたくなった。彼が歌えるものを作ろうという計画だったのに、ひらめきに任せる度に予定が狂う(笑)。結果、私の歌になってしまった(苦笑)。その仲間は寛大に許してくれたが、その経過の所為か、友人・知人にも聞かせたことはほとんどなかった。なぜ今さら?忘れた頃に?(笑) 自分でもよくわからない。再び日本を離れアメリカの田舎に暮すことで、彼の思いにあらためて共鳴したのだろうか?・・・今回もまた、私はひらめきに任せている(笑)。

どんな環境でも生きていくのは楽じゃない。それぞれの環境に落とし穴はある。住みたい土地を自由に選んで生きていけたら、誰も苦労はしないだろうし。与えられた環境の中で精一杯一日一日を歩んでいけたらと思う。どこにいても、時々立ち止まって周りを見る気持ちを忘れないでいたい。この曲を思い出した時、頭の中はそんな風だった鴨(・・?

今、一つ痛烈に感じていることはこれだけ・・・きっと、私はもう都会では暮せない。

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今日の出し物 “Modern Walk”  (original lyrical concept by T.N.) written & produced by kajé

         with special thanks to T. N. for his insight, inspiration & friendship

今日のイメージ “Seattle”  photographed & designed by kw (DLの入り口)

2011/10/4 DL配信は終了しました。

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Modern Walk」への9件のフィードバック

  1. nanapu より:

    kajeさん、こんにちわ。
    じつは、、会社でしかパソコンを開かないので、、、、kajeさんの歌が聴けません、、、。この前のジュゴンは、携帯でダウンロードできたから、聴けたんですけど、、、(じゅごーんじゅごーんってきれいな歌声を)
    それまで、実は、、、やまとなでしこさんとは思わず、、、
    遠い異国で活動してるんですね。私はまだ、異国へ行ったことがありません、、、飛行機に乗る自信がないのです、、、。行って見たいなぁ!!!

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    • kajé より:

      nanapuさん、寄り道ありがとうございます! そうか、会社では音は出せないですよねぇ・・・でも、ジュゴンはダウンロードできたんですね!よかった!ここでも聞いてみたい曲あったら、メールください。
      ダウンロード先のリンク、携帯に送ってみますから・・・遠慮なく。

      異国で活動っつうか・・・生活してます(^-^)。
      日本の方にはほとんど会わないような田舎です。
      自宅の裏で小さな野菜畑をやってるんですが、
      野菜に話しかける時に、英語が時折日本になったりして、
      私の野菜もバイリンガルです(爆)。
      ここでアップする写真は私の住んでるところで撮ったものが
      ほとんどなので、またのぞいてくださいね。

      ・・・終身刑の島流しのやまとなでしこ、かじぇでした(笑)

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  2. より:

    夏はこういうノリのいい曲がぴったりだね。暑さにも勝てそう!

    ぼくも人が多い都会は嫌いだから、田舎暮しには憧れるけど、日本の本当の田舎で暮らすにはそれなりの覚悟と、半端ではない“付き合い”という共同負担がどうしても求められてしまう。
    ま、夏は山の田舎で、冬は海辺の田舎で適当に過ごすあたりがちょうどいいのかも知れないね。

    そうそう、シアトルはパートナーが少し住んでたところで、彼女は南下してLAあたりでヒッピーと遊んでいたらしい。帰ってきたら、親には留学ということになっていたらしいけど(笑)。

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    • kajé より:

      川さん、いらっしゃい! 
      最近、田舎の生活のあらたな落とし穴に陥ったりして、
      “覚悟”っていう言葉に重みを感じます。
      でも、人はどこに住んでも、
      その環境を最大限に生かして暮らす以外に何がある?ですよね?
      都会のいいところ、私の分もエンジョイしてくださいな(笑)。
      パートナーさん、シアトルにいらしてたんですか?
      私はLAではハリウッドのど真ん中(めっちゃ怖いところ)。
      パートナーさんはベニスあたりかな?(笑)
      そのときは私もまだ留学の名目でしたが・・・
      なんか、奇遇だね(笑)。
      パートナーさんによろしくお伝えくださいまし。

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  3. kajé より:

    みゅーちゃん、jakanm、tanuちゃん、mimiさん、今回も聞いてくれてありがとう!

    落書き楽しく読ませてもらってました(*^_^*)。
    それぞれとっても“らしい”反応、めっちゃほほえましく(笑)。
    この曲をアップするのかなり迷ったんだけど、紹介してよかったかなって・・・

    余談)この写真のシアトルがアメリカの最初の土地で、かなり長く住んでました。東京なんかよりぜんぜん小さいんだけど、街の感じがやっぱり違うから、おされな都会!って思ったもんでした(笑)・・・
    その後LAに2年弱いたから、それでシアトルは田舎町になっちゃったけどね・・・
    それがマイクロソフトのお陰?で今は都会、都会してます(笑)。
    私の知ってるシアトルとは違うから、ちょっと寂しいかな。
    そういう意味では東京も同じで、一番ほっとする“街”は大阪の梅田や難波あたりだったりして(爆)。
    この曲にあわせたヘッダーの写真もシアトルです。
    昨今は日本の食材の買出しやスタジオ機材のサービスにいくだけになっちゃってます(笑)。

    いつも遊びに来てくれてありがとう!

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  4. mimi より:

    こんばんは~ 魅力的な歌ですね♪
    kajeさんの住んでる所はいいなぁ。。。 
    私は中途半端な田舎と、中途半端な街にしか住んだことがありません。できれば自然あふれる海か山か、或いは正反対の大都会に住んでみたいです。でもね、老後は沖縄の片田舎に住みたい・・・と贅沢なことを考えています。しかし、現実的に考えると「原発の無い国に住みたい」です。ぁぁこれが一番、非現実的でしょうか。。。にゃはは~

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  5. tanu より:

    私の人生、結構、引越が多い… 結婚してからも3回、土地変わったしw
    生まれは千葉なのよ♪ 記憶薄いケド、そこから点々と色んな街で暮らした。
    長く定着しないもんだからね、土地への執着は薄い人間になっちったかな。
    だから住める場所に住むし~ 居なくちゃいけない場所に住むんだぁ…
    それでもね、やっぱ自然がある場所の方が、体が楽だなぁと感じる。(笑)

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  6. jakanm より:

    この曲好きだなぁ (^^♪
    一緒になって口ずさんでしまう ♪
    (英詩・・わからんけど・・テキトーにあわせて歌うなり・・笑 (^^ゞ)
    文章も「うんうん」と頷いて読みました

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  7. みゅー より:

    田舎でしか 生活したことがない。。。都会への憧れが無かったわけではないが 生活は 私には無理と 言い切れる(笑)人の多さに 眩暈すらする(^^;)
    不便さも ずっとそこにいるから 不便と感じないのかも。。。刈っても刈っても 伸びる雑草には うんざりしてるけど。。。(笑)

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